フェラーリでは、今のところ「ショートノーズ」を導入するつもりはないようだ。
メルセデスAMGとウィリアムズは、非常に短い先端を持つ「ショートノーズ」を中心とした空力コンセプトにより2015年型車を設計していた。そして、レッドブルでも今週末にバルセロナで行われるF1スペインGP(10日決勝)から最新の空力ソリューションだとされるショートノーズを導入することにしている。
一方、フェラーリの今季型車SF15-Tには長めのフロントノーズが施されている。そして、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』によれば、フェラーリがスペインGPに向けて準備している改良パーツに、ノーズ部分は含まれていないという。
記者のロベルト・チンケーロは次のように書いている。
「選手権に参加するすべてのチームが評価は行ったものの、(フェラーリ車に)短くされたノーズが与えられることはないだろう」
チンケーロによれば、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンの両ドライバーともに、現在のロングノーズに対して「前向きなフィードバックを行った」ことで、フェラーリのエンジニアやデザイナーたちは「現状維持で行く」ことに決めたのだという。