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フォース・インディア離脱に後悔はないとスペイン人ドライバー

2015年05月06日(水)12:03 pm

昨年フォース・インディアで控えドライバーを務めていたダニエル・ジュンカデラが、シルバーストンに本拠を構える同チームを離脱したことを後悔していないと語った。

昨年は、メルセデスエンジンを搭載するフォース・インディアの控えドライバーとしてレースに帯同し、時折金曜フリー走行1回目に出走していたスペイン人ドライバーのジュンカデラ。だが、現在はメルセデスチームの一員としてDTM(ドイツツーリングカー選手権)に専念している。

ジュンカデラは、財政難に苦しむフォース・インディアとの決別について、スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に次のように語った。

「批判をするつもりはないけれど、僕にもチームが少しばかりよくない状態であることは見えていた」

「フォース・インディアは、常に財政問題を抱えた小規模チームだ。もし今年僕に選択権があったとしたら、僕はほかのチームを選んだだろうね」

ジュンカデラは、現在のF1ではテストが厳しく制限されていることから、テストドライバーや控えドライバーの役割はほとんどないに等しい状態となっていると次のように続けた。

「最初は、新たな経験ができてすごくよかったよ。でもその後はだんだん同じことの繰り返しになっていった」

「だから、僕は辞めることにした。フォース・インディア内部には政治的問題はさほどない。だけど、ときどき約束がきちんと守られないことがあるんだ」

「僕も本当はもっとクルマに乗ることができると保証されていたんだ」とジュンカデラは明かした。

一方、ジュンカデラは今、同じスペイン人ドライバーであり、かなり評価も高いロベルト・メリーがマノー・マルシャで苦戦している状況を見守っている。

「彼にも不満がたまっているみたいだね。もう1台のクルマに比べて同じようなスピードが出ないと不満を口にしているしね」

「チームメートのものと同じレベルではないクルマで戦うのはすごく大変なことなんだ」

そう語ったジュンカデラは、次のように付け加えた。

「彼はチームメート(ウィル・スティーブンス)よりもいいドライバーだし、同じ条件で戦うことができるといいんだけれどね。でもイギリスでの報道を見ると、ロベルトほどの記録は持っていないにもかかわらず、スティーブンスのほうが評価が高いみたいだね」

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