2013年までフェラーリでフェルナンド・アロンソ(現マクラーレン)のチームメートであったウィリアムズのフェリペ・マッサが、もしこのままマクラーレン・ホンダが不振から立ち直れない場合はアロンソがF1を辞めるという決断をすることもあるだろうと語った。
今季はフェラーリがトップ争いに復活してきている一方で、アロンソは移籍した新生マクラーレン・ホンダでいまだに苦戦が続いている。
だが、アロンソ本人はそのプロセスを楽しんでいると主張。マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエも今週、「我々のドライバーは本当に情熱を傾けてくれている。彼らはどちらもF1チャンピオンだし、再び勝利を手にしたいと願っている。彼らはこのプロジェクトを信じているし、懸命に頑張っているよ」と語っている。
だが、ブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』とのインタビューで、アロンソがマクラーレンへ移籍したことについてどう思うかと尋ねられたマッサは次のように答えた。
「アロンソは難しい人間だからね。彼には結果が大事なんだ」
「彼は、トップだけを狙いたいという性格をしているんだ」
そう語ったマッサは、次のように続けた。
「今年は、彼もチームとともに忍耐強く仕事をするだろう。だけど、もし来年も状況が変わらなければ、彼も考え直すかもしれないよ」
「彼がどうするかは分からない。F1を辞めることだってあるかもしれないね」
マッサは、ホンダには2014年を通じてF1復帰のための準備をする時間があっただけに、最初からもっと競争力を示すだろうと思っていたと次のように続けた。
「だけど、それは彼らにとっても簡単なことではなかったことがはっきりした」
「新しいレギュレーションはすごく複雑だし、時間も必要なんだ。フェラーリやルノーが経験したようにね」
「ホンダはほかのチームに対して1年遅れているよ。だけど、彼らも改善してくるだろうし、2016年にはもっと競争力を発揮してくるだろうね」とマッサは付け加えた。