ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、チャンピオン争いで形勢を逆転するには予選が重要だと語っている。
2015年のF1開幕4戦を終え、チームメートのルイス・ハミルトンが3勝し、ロズベルグは27ポイントの差をつけられた。
昨年は最終戦までチャンピオン争いを続けたロズベルグだが、今年も同じようにハミルトンに対抗できるのか疑問の声も上がっている。
「今シーズンのロズベルグには、もう時間切れが近づきつつある」と元F1ドライバーのアラン・マクニッシュは『BBC』で語っている。
「チャンピオン争いで攻勢をかけたいなら、ルイス・ハミルトンに対する形勢を急いで変える必要がある」
「幸い、次のスペインGP(5月10日)まで休みがあるから、今後どうすべきかしっかり考えられるだろう」
■予選でハミルトンの先行を抑えたいロズベルグ
ロズベルグは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、今は目の前の1戦1戦に集中していると語っている。
「選手権の順位は片目で見ている」とロズベルグ。「でも、それに集中してはいない」
「僕はとにかくいいレースをしたいんだ」
またロズベルグは、予選でハミルトンを倒すことに集中するつもりだと話す。開幕4戦はすべてハミルトンがポールを獲得し、優勝したレースではそのままトップでペースをコントロールしていた。
「彼は楽にコントロールしている」とロズベルグ。「スティントの最初は抑えて、あとで余力を出すんだ」
「同じクルマでは、それに対抗する方法はないよ」