NEXT...F1開催スケジュール

レッドブル「ルノーが改善されるのはシーズンが終わるころ」

2015年04月23日(木)17:14 pm

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、世界的エナジー飲料メーカーであるレッドブルが所有するレッドブルリンクで開催される今年のF1オーストリアGP(第8戦/6月21日決勝)の優勝杯はメルセデスAMGの手にわたってしまうだろうと語った。

22日(水)に、レッドブルのマルコとダニール・クビアトは、オーストリア出身の元F1ドライバーであるゲルハルト・ベルガーとともに、今年のオーストリアGPで勝者に手渡されるトロフィーのお披露目を行っていた。

マルコは、3度F1タイトルを手にした同じオーストリア出身の元F1ドライバーであり、現在はメルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダの名前を出しながら、次のように語った。

「これ(トロフィー)が我々のところに来ることはないだろうね。ニキがこれを持ち帰ることになるだろう」

「我々に望みがあるとすれば、(予選)Q3で雨に助けられることと、レースがスタートしてから10分後にも(また雨が)降ることだね。そうなれば、我々にもチャンスが巡ってくるだろう」

マルコは、『Wirtschaftsblatt(ヴィルトシャフツブラット)』紙に対し、レッドブルにエンジンを供給するルノーが現在抱えているトラブルを解決できるのはかなり先になるだろうと次のように続けた。

「現実的に見て、我々がメルセデスやフェラーリと同じくらいのパワーを持てるようになるのはシーズンの終わりころになってからだろうね」

「我々は、最高のシャシーを造るために全力を投じてきた。だが、モータースポーツではエンジンがよくなきゃどうしようもない」

マルコは、ルノーではパフォーマンス改善に力を注ぐより、恒常的に発生する信頼性の問題について、その原因究明をすることが必要だと次のように付け加えた。

「次のレースでは、少なくとも一定の信頼性を確立することが重要だ。そうすればドライバビリティーの改善にも着手できるようになるし、最終的にはパワー改善に取り組むことができる」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック