「壊し屋」とのニックネームが付きつつあるロータスのパストール・マルドナードが、これに対して反論を行った。
ほかのドライバーに対し、クラッシュする率が高い印象のあるマルドナード。最近では、マルドナードが最後に起こしたクラッシュからの経過日数と時間を掲載するという試みを始めたウェブサイトも登場したほどだ。
そのウェブサイト『hasmaldonadocrashedtoday.com』には、刻々と時を刻むタイマーの上に、次にクラッシュが起こるまで「世界は安泰だ」という意味の言葉が添えられている。
さらに、イギリスの『Telegraph(テレグラフ)』紙は、マルドナードに対し、その名前をもじって「クラッシュトール」というあだ名が付けられ、これが広まっていると報じている。
しかし、PDVSA(ベネズエラ国営石油会社)の支援を受けるマルドナードは、自分に対して「壊し屋」という定評がつくのは不当なことだと次のように語った。
「パストールがクラッシュすれば、それが大きなニュースになる。だが、ほかのドライバーがクラッシュしてもニュースなどにはならないんだ」
「限界点を見極めようとすれば、その限界を超えることだって必要なんだ。僕には毎回限界を超えるだけの肝っ玉がすわっているということだと思っているよ」
そう主張したマルドナードだが、今季は先週末のF1バーレーンGPで初めて完走を達成したばかりで、まだ1ポイントも獲得できていない。
一方、チームメートのロマン・グロージャンはすでに12ポイントを稼いでいる。