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イタリアGPの代わりにアゼルバイジャン?

2015年04月20日(月)8:41 am

バーニー・エクレストンは19日(日)、アゼルバイジャンが新規にF1を開催すると明らかにした。

コースは首都バクーの市街地。旧ソ連邦の産油国で資金は豊富だ。エクレストンと契約済みであることは、以前に伝えられていた。

一方でF1グループは先日、「すべてのF1活動を通じて人権」を重んじる憲章を唱えたばかり。

かねてからアゼルバイジャンでは恣意(しい)的な身柄拘束、無期限の拘禁、暴行、拷問など非人道的な行いが確認されていて、同国政府は、米人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチを含む数々のNGOから再三再四、非難を受けている。

しかしながらエクレストンは、バーレーンで次のように語っている。「バクーがどうしたって?別に何の問題もない。きっとよいレースが見られるだろう」

人権憲章に基づいてF1は「遵守責任」を果たしたか問われると、彼はこう答えた。「果たした。皆、尊重してくれると思う。特に大きな問題はないと思ってもらっていい」

アゼルバイジャンGPは、モンツァがF1カレンダーから姿を消したら、そこにすべり込むとみられる。イタリアGPとエクレストンは、依然として新契約の合意に至っていない。

報道陣は、モンツァなしのF1は考えられないとエクレストンに詰め寄ったところ、彼は次のように語った。

「私は以前、フランスからF1が無くなるなんてといわれた。ドイツについてもだ」とエクレストン。「だが、代わりの開催地がいいレースを見せてくれた。そうだろう?」

ところで、エクレストンは今週末、F1チームたちと会合を開いた。彼が要求する、より大音量で安価かつパワフルなエンジンの実現を迫ったのだ。

メルセデスAMGのトト・ヴォルフは以前、2017年の路線変更に言及していたが、エクレストンは、「可及的速やかな」反応が求められるといって譲らない。

「あの連中と話をするのは、骨が折れる。もうキッパリといってやる以外に道はない」

「現行のエンジンで1000馬力を実現できるというなら、やってみるがいい。その代わり、どのチームも払えるぐらいの値段に抑えて供給してもらう」

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