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今年のF1タイトル争いはハミルトンvsベッテル?

2015年04月18日(土)18:31 pm

メルセデスAMGでは、F1バーレーンGP(19日決勝)に向け、マレーシアGP(第2戦)と同じような戦いをフェラーリとの間で繰り広げることになるだろうと身構えている。

【結果】F1バーレーンGPフリー走行2回目の順位、タイム差

セパンの太陽のもとで行われたマレーシアGPでは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに優勝を奪われたメルセデスAMG。だが、低い気温となった続く中国GP(第3戦)では再び1-2フィニッシュを飾っている。

しかし、フェラーリは高い気温となる今週末のバーレーンでもフリー走行1回目でトップタイムを飾るという好調な滑り出しを見せている。もっとも、このときメルセデスAMG勢はあえて最速タイムを出しにいかなかったという背景があるのも事実だが。

そして、予選や決勝と同じ時間帯で行われたフリー走行2回目では、メルセデスAMG勢が1-2体制を築いてみせた。

だが、メルセデスAMGのエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、それでもまだ安心はできないと次のように語った。

「フェラーリ勢が最速のように見えた。タイヤも非常に安定していて速いし、ラップタイムもいい」

ヴォルフはニヤリと笑いながら、「それはちょっと失言だったかな」と語ると、「タイヤだ! 我々もしっかり取り組んで分析しなくてはならないよ」と付け加えた。

事実、バーレーンでのキーワードとなるのはタイヤだろう。1周の速さでは絶対的な強さを誇るメルセデスAMGだが、ロングランではフェラーリのほうがメルセデスAMGよりもタイヤをうまく扱えているようだ。

メルセデスAMGの2人のドライバーも、フェラーリがバーレーンでは「危険な存在」となるだろうと17日(金)に語っていた。

フェラーリが昨年とはうってかわって調子を上げてきた今季、F1関係者の中には、今年は昨年のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンと、2010年から2013年までレッドブルで4年連続チャンピオンに輝いたベッテルとの間で最後までタイトル争いが繰り広げられることになるのではないかと見ている者も多い。

例えば、ドイツのテレビ局『RTL』は、バーレーンにおいてハミルトンとベッテルの2人による異例のインタビューを組んでいる。だが、昨年ハミルトンと最後までタイトル争いを繰り広げたニコ・ロズベルグには声がかからなかったという。

F1最高責任者のバーニー・エクレストンさえ、2人のインタビューを撮影するためのカメラが回り始める前にその場に立ち寄ると、次のように語ったと伝えられている。

「彼(ロズベルグ)だってルイスと同じような実力の持ち主だ。だが、ルイスのほうが調子よさそうだね」

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