ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、F1第3戦中国GPでチームメートのルイス・ハミルトンを批判したことについて、内輪で解決すべきだったと話している。
ロズベルグはレース後に、自分を不利な立場に追い込むため故意にペースダウンしていたとハミルトンを非難していた。
バーレーンGP(19日決勝)を前に、ハミルトンは余裕の態度だ。「僕は言いたいことはコース上で表現する。8歳の頃からずっとそうしてきた」
■ロズベルグに理解を示すドライバーも
だが、ロズベルグのいらだちに理解を示すドライバーもいる。
「ニコが不愉快に感じた理由は理解できる」とセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は話す。
また、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)も次のように語ったと『DPA通信』が伝えている。
「正直、誰かが自分の考えを口にしても何の問題もないと思う。特にレース後は感情が高ぶっているしね」
「ただし、あとでほかの人たちの反応を知ることになるんだ」
「彼は追い抜くべきだったという意見もあるけれど、現代のF1マシンでは簡単なことじゃない」とヒュルケンベルグは話す。
■前戦を振り返るロズベルグ
だが、ロズベルグ自身はすっかり落ち着いたようだ。中国GPの出来事や自分が口にしたことについて「たいしたことじゃない」と話している。
「僕たちは戦う中でもっと大変な時期も過ごしてきたからね」とロズベルグ。
自分のコメントについて基本的に考えを変えていないロズベルグだが、レース後のチームミーティングなど内輪で話し合うべきだったと思うかと聞かれると、こう答えた。
「そうかもしれない。そのせいで、今こうして質問に答えているんだからね」
「変えられるなら変えたいと思うことは特にないよ。君たちの前で話したこと以外はね」