カルメン・ホルダによると、ロータスの初F1テストに向けプランが進行中だという。
ホルダは26歳のスペイン人で元GP3ドライバー。今年、同チームの開発ドライバーに指名されたが、彼らの人選は議論を呼んだ。どうせロータスは未来のF1スターを育てるつもりなどなく、カネか話題作りのためだろうと思われたのだ。
だが彼女はドイツ『Welt(ヴェルト)』紙に次のように語っている。「今年、私の目標は数ヶ月のうちにE23を運転することよ」
「テストに備えてシミュレーターを使うつもり。実車に乗るまで少なくとも20日をかけて練習します」とホルダ。
女性F1テストドライバーといえば、ウィリアムズにも一人いる。スージー・ヴォルフだ。興味深いことに、ホルダとヴォルフの考え方は180度異なる。ヴォルフは、バーニー・エクレストン提唱の女子F1シリーズに反対の立場だ。
一方ホルダは、女性ドライバーは男と同じ土俵で戦うべきでないと考えている。今まで成功した女性ドライバーはいないのが、彼女の論拠だ。
「セレナ・ウィリアムズが(ロジャー)フェデラーと戦ったらどうなります?」と、テニスを引き合いに出してフランス『AFP通信』に語るホルダ。
ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)は、女性が男性と戦えない「理由は何もない」といっている。それを聞いたホルダは、次のように返した。「「戦ってどうなるというの?次に(バトンに)会ったら聞いてみてよ」