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パワーユニット基数制限ルールにいまだ変化なし

2015年04月12日(日)18:29 pm

今季、各ドライバーに対して年間5基のエンジンを使えるようルール改正を行おうという動きが出ているものの、これに関してはまだ合意に至っていない。

今季は、ルールによってドライバー1名につき、シーズンを通じて使用できるパワーユニットの数は4基までと昨年よりも1基少なくなっている。だが、これによってパワーユニットを酷使しないよう、フリー走行では走行を控え気味にするドライバーやチームも出るなどの副作用が生じているのも事実だ。

これに関し、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンは、今季も使用可能台数を5基とするようルールを修正したほうがよいと提案。その後、有力チームによって構成されるF1の意思決定機関「戦略グループ」の会議でも、これを支持する決定を行ったことが明らかとなっていた。

だが、メルセデスAMGのトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)は、F1中国GP(第3戦)が開催された上海で、まだこのルールが正式に導入される準備は整っていないと次のように語った。

「最初は、金曜フリー走行のみに使用できるエンジンを割り当てようという提案が行われていた。だが、その後、特定の状況下にあっては年間5基のエンジン使用を認めるべきだとの案が出てきた」

「我々はそれに合意し、その申請がFIA(F1統括団体である国際自動車連盟)に送られた」

そう語ったヴォルフは、次のように付け加えた。

「その後も、まだ状況は変わっていないよ」

ヴォルフによれば、2週間以内に開催される次回の戦略グループ会議において、再びこの問題が議題に上るだろうという。

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