ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が、2015年F1シーズンに潜むナンバー2降格の危険性を否定した。
昨年、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に敢然と戦いを挑んだロズベルグだが、2015年はやや遅れが目立つ。
それだけではない。2週間前のF1第2戦マレーシアGPではチームの優位をフェラーリに脅かされた。そのため、CEOのトト・ヴォルフは戦略変更を検討しそうな雲行きだ。
ハミルトンが事実上のナンバー1となる流れを予想する者もいるが、これについてロズベルグはイギリス『Sky(スカイ)』に次のように語った。「勘違いもいいところだね」
「チームの方向性は今後も同じだ」「僕らは過酷なバトルを繰り広げ、ライバル関係は続く」
そうはいっても、コース上ではハミルトンに離されるばかりで、ライバル関係は薄れた。これをロズベルグはどう捉えるのか。
「確かにシーズンの出だしは100パーセントといえない」とロズベルグ。「だが、それほど離されてもいないよ」
「(上海の)コースは僕に合っている。マシンも最高だ。きっと素晴らしい週末になる。勝利だって可能さ」
しかし、彼もハミルトンもマレーシアではフェラーリにしてやられた。緒戦オーストラリアGPの圧倒的な差がとたんに小さくなった今、メルセデスAMGに再考の余地はないだろうか。
ヴォルフは、次のようにいう。「落ち着いて行動し、開発を続けて、正しい方向にマシンを改良すればいいのだ」
「もしかしたら予定より早く新パーツを組み込むかもしれないが、何もあわてる必要はない」