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FIA、メルセデスAMGとフェラーリに疑いの目

2015年04月09日(木)18:44 pm

今週末のF1中国GP(12日決勝)では、特にフェラーリとメルセデスAMGに対して、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の監視の目が光ることになりそうだ。

数週間前に、FIAが各チームに対し、中国GPから燃料流量に関してより一層厳しいチェックを行うことになるとの通達を行ったことが報じられていた。

これまで、燃料流量に関しては、標準的なセンサーのみによって監視されていた。だが、FIAでは今後燃料システムのほかのパーツ内での燃圧もチェックすることを目指しているようだ。

現在のルールでは1時間あたりの燃料流量が最大100kgまでと定められている。だが、FIAではいくつかのチームやエンジンメーカーでは、このルールの抜け穴を見つけ出し、センサーが仕込まれている以外の部分では規定よりも多くの燃料流量を確保する仕組みを導入しているのではないかとの疑いを抱いていると言われている。

とりわけ、監視の目が鋭く注がれることになると考えられているのが、メルセデスエンジンとフェラーリエンジンだ。両者ともに、昨年に比べると大きくその性能を向上してきているためだ。

スペインの日刊スポーツ紙『Marca(マルカ)』によれば、「FIAは、上海の木曜日(9日)から、燃料システムに対してさらに詳細な計測が可能な新しいセンサーを使用することになるだろう」という。

同じスペインの『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』も次のように書いている。

「もし、このルールの抜け穴をうまく使っていた者がいたとすれば、彼らは中国以降その効果を発揮することが難しくなるだろう」

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