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ベッテル「中国GPではメルセデスAMGが強さを見せるはず」

2015年04月09日(木)18:16 pm

今週末に開催されるF1中国GP(12日決勝)に向け、誰もが注目しているのが、ここでも再びメルセデスAMGとフェラーリの戦いが繰り広げられるのかどうかということだろう。

フェラーリが昨年に比べれば格段に戦闘力を増してきているのは確かだが、セバスチャン・ベッテルが優勝を飾った2週間前のマレーシアGPは、非常に高い気温に助けられてのものだったと考えている者も多い。

だが、そのことはフェラーリ自身が一番よく分かっているのかもしれない。

フェラーリのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンも、ほかのチームがF1カーの冷却問題に苦しめられている中、フェラーリでは2015年型車SF15-Tのボディーワークに冷却用の空気取り入れ口を設けることなく走行を続けることができていたと認めている。

「路面も荒れていて熱かったからタイヤには厳しい条件だった。だけど幸いなことに、我々のクルマはあのタイヤでうまく走ってくれたよ」

『Daily Mail(デイリー・メール)』にそう語ったアリソンは、次のように続けた。

「メルセデスAMGが実際にどんな問題を抱えていたのかは、私には分からない。だけど、我々が中国でもマレーシアと同じような素晴らしい仕事をするのは間違いなく難しくなるだろうね」

中国ではマレーシアに比べればかなり気温が低くなるのは間違いない。そうなれば、メルセデスAMGがまた開幕戦オーストラリアGPのときと同じような強さを発揮してくる可能性が高い。

「すべてのグランプリにおいて、最初のセッションから勝利を狙えるという自信を持って臨めるようにするには、まだやるべきことがたくさんあるよ」とアリソンは認めている。

マレーシアでフェラーリ移籍2戦目にして表彰台の中央に立ったベッテルも、まだ自分たちがメルセデスAMGと肩を並べるところにまできたと考えるのは早すぎると考えている。

「今一番大切なことは、2番手の位置をしっかりキープすることだ」と『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に語ったベッテルは、次のように付け加えた。

「マレーシアはすごく暑かったけれど、中国はまったく違うサーキットだし、気温だってかなり低くなる。僕は、メルセデスAMGがすごく強いだろうと見ているし、彼らがいつものようにトップタイムを刻んでくるはずだと思っているよ」

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