「目を覚ます時がきた」メルセデスAMG／F1中国GPプレビュー
メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが、上海インターナショナル・サーキットで行われるF1第3戦中国GP（12日決勝）に向けて意気込みを語った。
■ルイス・ハミルトン「目標はトップ返り咲き」
「マレーシアはダメだったね。いつもの暑さに加えて金曜日はマシンの問題、土曜日の予選は雨、そして日曜日の決勝はプランどおりに行かなかった。とくに決勝が大変だったよ。最善の選択をしたとは思うが、どうしても改善の余地は残されるね。次戦の中国GPにあたって、あらゆる分析を行なった」
「上海は好きな町だよ。理由はいたって単純、ファンだ。なぜだか知らないが、空港に降り立った瞬間、みんな僕らの存在に気づいちゃうんだよね。彼らの声援には、ほんとうに驚かされる」
「上海のサーキットはアルバート・パークやセパンと異なるアプローチが求められる。でもそれが実に楽しいんだ。僕の運転スタイルにピッタリだよ。去年は優勝を飾った。それに今まで表彰台を逃したのは2回しかないんだ。目標は、そんな過去の実績を生かしてトップに戻ることさ。間違いない」
■ニコ・ロズベルグ「いい週末にするつもり」
「前回のレースでは精彩を欠いた。予選では1周をまとめられず、決勝はピットストップで失った時間が響いてルイスに追いつけなかった。高い勉強代を払ったよ。中国GPでお返しをさせてもらう」
「上海との相性は最高だ。2012年には初ポールからF1初優勝を上げた。シルバーアロー3年目のシーズンさ。6年目の今年はここまでパッとしないが、今週末は流れを180度変えてみせる。チームメート（ハミルトン）は彼で違う考えをもっているだろう。きっと、赤いマシンに乗った僕と同じドイツ人の彼（ベッテル：フェラーリ）も彼で何か目標を立てているはずだ。でも上海サーキットとの相性はバッチリだ。いいレースにしてみせるよ」
