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レッドブルとルノー、一時休戦?

2015年04月02日(木)12:43 pm

レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが、ここ最近繰り広げられてきたレッドブルとルノーとの間の非難合戦に終止符を打つことにしたと語った。

2015年のF1開幕戦オーストラリアGPをふがいない結果で終えたレッドブルは、その原因はルノーエンジンにあると激しく責めたてた。

これに対してルノーも反撃。F1エンジンプロジェクト責任者であるシリル・アビテブールは、天才F1カーデザイナーとも称されるレッドブルのエイドリアン・ニューイ(最高技術責任者)が「うそをついている」とまで語っていた。

「こうした批判のすべては感情的なものから出たものだったし、それは無理もないことだった」

オーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』にそう語ったマルコは、次のように続けた。

「実際のところ、コメントそのものはおそらくそれほどきついものではなかったのだろうと思うのだが、シリルの言葉がフランス語から翻訳されたときに、かなり手厳しい感じのものにされてしまったんだ」

いまや、レッドブルとルノーが決別の方向へと向かっているのは間違いないとさえ報じられている。マルコは、両者はすでに今後どういう方向を目指すべきかについての話し合いを行ったことを認め、次のように続けた。

「我々は会ったし、今シーズンの残りをどういう形で一緒にやっていくかということを決めたよ」

「我々にはお互いに愛し合う必要などない。だが、機能するエンジンは本当に必要だ」

マルコはさらに続けた。

「現在のレギュレーションのもとではリーダーとの差を縮めることは不可能だ。だが、かつて我々はたとえ最強のエンジンでなくても勝利を重ねてきていた」

「同時に、フェラーリがうまくやったことは確かだ。ルノーのエンジニアによれば、我々もシーズン終盤にはそのレベルまで到達するだろうというし、再びトップ争いができるようになるだろうとのことだった」

マルコは、次のように締めくくった。

「我々は、もうお互いに議論し合うことをやめ、その状態への到達を目指して一緒に取り組むことだけに集中しようということになったよ」

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