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モンツァのレース主催者、モナコでF1ボスとの交渉を予定

2015年04月02日(木)12:04 pm

モンツァでのF1イタリアGP開催継続が不安視されているが、新たにイタリアGPの主催責任者となった元F1ドライバーのイヴァン・カペリが、なんとか状況を打開したいと語った。

F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、現在モンツァと結ばれている開催契約は商業的には「悲惨」とも言えるものだとし、現在結ばれている2016年までの開催契約が満了すれば、その後は「バイバイ」だと語っていた。

そればかりではない。モンツァ地域の政治情勢によってもイタリアGP開催が危ぶまれる状態となってきている。これまで認められていた課税面での優遇措置が撤廃されることになったためだ。

エクレストンはすでに今年、60年もの間F1開催を続けてきたドイツGP開催をキャンセルしている。これも、主催者側との間で開催権料の折り合いがつかなかったためだ。

カペリは、『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「ドイツGPのキャンセルは、半分水が入ったグラスのようなものだ。逆に言えば半分は空だということだ」

「空の部分については、F1チャンピオンのメルセデスAMGを抱え、フェラーリで勝利を収めた(ドイツ人ドライバーの)セバスチャン・ベッテルを擁しているにもかかわらず、ドイツでのF1開催が消えたということだ」

「だが、まだ水は半分残っている。ドイツでのレースがキャンセルされたことで、本当はドイツで観戦することを望んでいたファンが我々のほうへ流れてくれる可能性があるからだ。だから、我々もまた観客席を満員のファンであふれさせることができるのではないかと期待している」

これまでのところエクレストンは「聞く耳を持たない」という感じだが、カペリは、まず何より先にエクレストンと話をし、モンツァに対する彼の「考えを変えてもらう」ことが必要だと考えている。

カペリは、5月24日(日)に決勝が開催されるモナコGPを訪れ、そこでエクレストンとの重要な交渉を行うことを明らかにしている。

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