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ベッテル、ロズベルグからの誘いを辞退

2015年03月27日(金)20:39 pm

メルセデスAMGのニコ・ロズベルグからの誘いを、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が断った。

開幕戦オーストラリアGPの決勝後に行われた記者会見の席上で、お互いにジョーク交じりの舌戦を繰り広げたロズベルグとベッテル。ロズベルグがもっとフェラーリが差をつめてきて欲しいと語ったことを受け、ベッテルがそれならガレージで何をやっているか公開したらどうかと応酬。それに対してロズベルグが、だったら金曜日に行われる会議に参加すればいいと答えていた。

ベッテルがニヤリと笑いながら、「エンジニアルームでの会議にね。参加するよ」と応じると、ロズベルグは「マレーシアで金曜日に。OK」と付け加えた。

ロズベルグは、その後本当にメルセデスAMGの首脳陣であるニキ・ラウダ(非常勤会長)やトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)、そして技術責任者のパディ・ロウの了解を取り付け、ドイツの主要紙や自身のフェイスブックを通じて正式にベッテルにメルセデスAMGの会議に参加するよう呼びかけていた。

ロズベルグはさらに、マレーシアGPに向けた公式プレビューの中でも、「とりわけ、ベッテル氏をスペシャルゲストとして金曜日のエンジニアリング・ミーティングにお迎えすることを楽しみにしている」と語っていたほどだ。

だが、ベッテルは26日(木)にメディアに対し、それはメルセデスAMGによる宣伝目的の行為のようだと、次のように語った。

「僕はこの話が宣伝目的のイベントになりさがってきているような印象をだんだん強く受けているんだ」

「それは僕にとって好ましいものではないからね」

「金曜日にはフェラーリで自分たちの会議のために時間を使うほうがいいと思っているよ」

そう付け加えたベッテルは、メルセデスAMGの協力がなくても、フェラーリだって十分に「賢い」チームだよと主張した。

それを聞いたロズベルグは、ベッテルが言うような宣伝目的でこの機会を利用しようとしたわけではないと失望感をあらわにし、次のように語った。

「本当にセバスチャンが来てくれればよかったんだけどね。多分、僕たちも詳細なことに関しては2つか3つ表に出さないことにはしただろうと思う。でも、彼は、僕がクルマからどんな感触を受けているかとか、フリー走行でどういう挙動を示したかといった話を聞くことができたはずだからね」

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