NEXT...F1開催スケジュール

エイドリアン・スーティル、ウィリアムズの控えドライバーに

2015年03月27日(金)10:26 am

ドイツ人ドライバーのエイドリアン・スーティルがウィリアムズと控えドライバー契約を結んだ。

昨年はザウバーに所属していたスーティル。本来は2015年までの契約を結んでいたが、財政難に苦しむザウバーはその契約を一方的に破棄し、豊富な資金力を持つマーカス・エリクソンとフェリペ・ナッセと2015年の契約を締結。これによってシートを失ったスーティルは、その後WEC(世界耐久選手権)への出走などのうわさも流れていた

だが、ウィリアムズは26日(木)に声明を出し、100戦以上のF1レース出走経験を持つスーティルと2015年シーズンの控えドライバー契約を結んだことを発表した。

開幕戦オーストラリアGPでは、バルテリ・ボッタスが予選中に腰を痛めて決勝を欠場する事態となったウィリアムズ。ボッタスはマレーシアGPに出走できるかどうかもあやぶまれる状況となっていたが、ウィリアムズは控えドライバーがいないことを認めていた。

ボッタスは無事にマレーシアでレース復帰ができることになったが、スーティルもセパン・インターナショナル・サーキットに姿を見せ、早速ボッタスのクルマを使ってシート合わせを行ったようだ。

これにより、仮に金曜フリー走行においてボッタスの体調がまだ完全ではないという判明するような事態となった場合には、ウィリアムズではスーティルにステアリングを委ねることになる。そうすれば、開幕戦のように決勝を1台だけで戦うようなことは避けられるわけだ。

チーム代表であり、チーム創設者でもあるフランク・ウィリアムズは次のように語った。

「今季のコンストラクターランキングでの上位争いは非常に厳しいものとなるだろう。だから、我々としては最近までレースを行っていたドライバー(スーティル)を選択した。もし必要とされる状況になれば、彼がチームの一員として堅実にFW37を操り、我々の2015年の戦いを支援してくれるだろうと確信している」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック