F1マレーシアGP(29日決勝)に無事出走できることになったウィリアムズのバルテリ・ボッタスだが、レースに向けてF1カーに手直しを施したことを明らかにした。
ボッタスは、開幕戦オーストラリアGPの予選セッション中に椎間板(ついかんばん)を痛め、翌日の決勝を欠場していた。だが、26日(木)に行われたFIA(統括団体である国際自動車連盟)の医師によるテストの結果、マレーシアGPへの出走が認められたもの。
ボッタスのマネジャーを務める元F1チャンピオンのミカ・ハッキネンは、開幕戦が行われたメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで路面のバンプ(凹凸)部に乗った際、シートの形状によってボッタスの腰に大きな負担がかかったのではないかと推測していた。
ボッタスも、マレーシアGPが開催されるセパンで次のように語った。
「その原因についてはつかめていると思っている。だから、シートとペダルの位置を変えたよ」
「僕の腰はこれによってもっと中間的な位置にくるんだ」
ボッタスは、今後は同様の問題が発生することはないと確信していると語るとともに、今回起こった腰の問題を完全に解決するには手術が必要なのではないかとの憶測を否定している。
「もう完全に痛みはないんだ。少なくとも平常時にはね。クルマを運転するときはどうなのかはこれから分かると思うよ」