長引いていたルイス・ハミルトンとメルセデスAMGとの契約延長交渉がやっと終わりを迎えるようだ。
現在マネジャーを置いていないハミルトンは、自分自身でメルセデスAMGと2016年以降の契約に関する交渉を行ってきていた。この間、ハミルトンがフェラーリと接触しているようだとのうわさも流れたが、それはハミルトンがフェラーリの限定スーパーカーであるラ・フェラーリを買うためだったという落ちが付いていた。
だが、2014年のF1チャンピオンであるハミルトンとメルセデスAMGとの契約がいよいよ大詰めに近づいてきたようだ。ハミルトンは24日(火)に、『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に対し、今週末のF1マレーシアGP(29日決勝)が始まる前に、新しい契約が締結されることを期待していると次のように語った。
「つまり、今弁護士の間で(契約書が)行ったり来たりしているんだ。だから、週末を迎える前に完了すると思うよ」
「そうなれば最高だけど、もし遅れたとしてもそのうち完了するよ」
『Times(タイムズ)』紙は、メルセデスAMGとハミルトンの新契約における報酬額は年間5,500万ドル(約65億8,000万円)もの金額となりそうだと見積もっている。『Telegraph(テレグラフ)』は、6,000万ドル(約71億8,000万円)に到達する可能性もあると指摘しており、いずれにしてもハミルトンが現役ドライバーにおいては最高額となる報酬を手にすることになるのは間違いなさそうだ。
最新の報道によれば、メルセデスAMGのチーム首脳と思われる関係者が、今週末にハミルトンとの契約成立を発表する予定はないとコメントしたと伝えられている。