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中国企業がピレリを買収。F1への影響は?

2015年03月25日(水)10:49 am

F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリが中国企業に買収されることが明らかとなった。

143年の歴史を誇るイタリアの名門タイヤメーカーが、今後は中国の国有化学会社ケムチャイナ(ChemChina)の傘下に置かれることとなる。買収額は71億ユーロ(約9,300億円)だと伝えられている。

ケムチャイナは、ピレリ会長のマルコ・トロンケッティ・プロベーラの家族名義で管理されていた筆頭株主のカムフィヌから26.2%の株式を取得することが決定しており、今後それ以外の発行済み株式の買収にも動くものとみられている。

金融関連調査会社として知られるディーロジックによれば、買収後のピレリの時価総額はおよそ88億ドル(約1兆500億円)となるだろうという。

これまで4期にわたってF1へタイヤを供給してきた経緯を持つピレリだが、現在も2011年から唯一の公式タイヤサプライヤーを務めており、現在の契約は2016年までとなっている。

今年後半には、2017年以降のタイヤ供給契約締結に向けた入札が行われることになっているが、ピレリのF1プロジェクト責任者であるポール・ヘンベリーは最近、今後F1のレギュレーションがどういう形になるかが分からないうちはその入札に参加するかどうかは分からないと語っていた。

今回の中国企業による買収が、ピレリの今後のF1活動にどういった影響を及ぼすかは今のところ不明だ。

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