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F1マレーシアGP、来年以降の開催はいまだ確定せず

2015年03月24日(火)17:45 pm

今週末2015年のF1第2戦マレーシアGP(29日決勝)が開催されるセパン・インターナショナル・サーキットだが、ここでF1レースが開催されるのは今年が最後となる可能性もあると報じられている。

今年で17回目の開催を迎えるマレーシアGPだが、現在の開催契約は2015年までとなっている。

今年初旬にはマレーシアGPの主催者側がロンドンへ赴き、F1最高権威であるバーニー・エクレストンと今後の契約についての話し合いを行ったことが報じられていた。

だが、2016年以降の契約交渉は行き詰まったままの状態となっており、そうした状況のもとで今週末のマレーシアGPを迎えることになっている。

マレーシアGP開催契約延長において最大の障害となっているのが、エクレストンが求める高額な開催権料だ。

セパン・インターナショナル・サーキットの会長を務めるモクザニ・マハティールは、『Bernama(ベルナマ通信)』に次のように語った。

「我々は現在もFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント/F1の商業権管理団体)と協議を行っているし、最新の契約内容を検証しているところだ」

「我々としてはウィンウィンの状態を目指している。まだかなりの部分において納得できない問題が残されているし、これについて今後も交渉が可能であれば、また3年間の新たな契約を結ぶことになるだろう」

このマハティールのコメントは、もしエクレストンが現在提示している契約条件に関してこれ以上交渉の余地はないという姿勢に出れば、セパンとしては契約を延長できないという意思表示だとも受け取れる。

だが、マハティールは、2014年にF1王座についたメルセデスAMGが、マレーシアの国営石油会社であるペトロナスとのスポンサー契約を延長したことも明らかにし、次のように続けた。

「ペトロナスがメルセデスAMGとのスポンサー契約をまた3年延長したことが分かった。そのことは、セパンでF1開催を続けていくことを目指す上での刺激にはなるだろう」

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