バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)が、来週末に行われる2015年F1第2戦マレーシアGPへの出場に向け、現在インドネシアにおいて負傷した腰の治療に専念しているようだ。
フィンランド出身のボッタスは、14日(土)に行われた予選セッション中に腰を痛めてしまっていた。それでも予選6番手という結果を出したボッタスだったが、翌日に行われた決勝レースには出走することができなかった。
伝えられるところによれば、ボッタスはその後オーストラリアからインドネシアにわたり、時差の違いに慣れるとともに、マレーシアの暑さに備えているという。だが、現時点ではまだマレーシアGPに間違いなく出走できるという保証はない。
フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』によれば、ボッタスは現在インドネシアにおいてフィットネスコーチやセラピストとともに準備作業を進めているという。
ボッタスが所属するウィリアムズも、『Daily Mail(デイリー・メール)』に対して「彼(ボッタス)の腰が完治するための治療を手伝うために、できることはすべてやっている」と語った。
だが、『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』は、ボッタスの腰を完治させるためには、いつかは手術を受けることが必要になりそうだと報じている。同じフィンランド出身のキミ・ライコネン(フェラーリ)もロータスに在籍していた2013年シーズンの終盤に腰の手術を受けたことが知られているが、どうやら今回のボッタスの症状も、それに近いもののようだ。
かつて2度F1チャンピオンに輝いた元F1ドライバーであり、同じフィンランド出身のミカ・ハッキネンは『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に次のように語っている。
「ドライバーの腰には、ブレーキングによってものすごく大きな荷重がかかるんだ」