わずかに残っていたF1ドイツGP開催の希望が立ち消えになりつつある。
経営が苦しく、7月開催にあたって条件を満たせないニュルブルクリンクに替えてホッケンハイムと交渉を行ったバーニー・エクレストン。
だがサーキットCEOのゲオルグ・ザイラーは17日(火)、ドイツ『Mannheimer Morgen(マンハイマー・モルゲン)』紙にこう語った。「2015年にホッケンハイムでグランプリを開けるとは思えない」
「開催を約束できるタイミングは、はるか前に過ぎ去った。もはやレースに向けて真剣に取り組むことはできない」
F1 CEOエクレストンも、あきらめムードだ。2015年F1ドイツGPが実現しなければ、20戦の2015年F1カレンダーで7月19日の日程は空けたままにするという。
ドイツ『SID通信』によると、ドイツGP開催中止と年間カレンダーの20戦から19戦への削減は、20日(金)に開催予定のFIA(国際自動車連盟)世界モータースポーツ評議会で本決まりになる見通しだ。
ドイツGP不開催は、1960年以来の事態だ。