2015年のシーズン開幕戦オーストラリアGP決勝終了後、不本意な結果に終わったレッドブルは怒りの矛先を統括団体であるFIA(国際自動車連盟)に向け、もっと各チームの戦力が均衡化するように介入すべきだと発言し話題となった。
そして、F1最高責任者のバーニー・エクレストンも、16日(月)にその意見を支持する発言を行っていた。
エクレストンはその後、イタリアの『Sky Sports 24(スカイ・スポーツ24)』に対し、2014年にF1が新たなエンジンルールを導入するにあたって、メルセデスがライバルであるルノーやフェラーリよりも有利にその新エンジン開発を進めることができていたのだと次のように語った。
「彼ら(メルセデス)は、新しいパワーユニットに関して少し詳しく知っていたんだ。メルセデスの連中はFIAがこのエンジンの概念を定義する際に、密接に接触をとっていたからね」
「彼らが昨年あれほど力強いスタートを切ることができ、今もその優位性を保っていられるのはそれが理由だよ」
エクレストンは、メルセデスのライバルであるルノーは「革命的なエンジンルール変更にうまく対応できず失敗した」と認めつつも、今後、メルセデスが築いた大きな差を縮めるための取り組みが行われるべきだと結んでいる。