2015年F1開幕戦オーストラリアGPを圧倒的な力で制したメルセデスAMG。バーニー・エクレストンは16日(月)、規則改正を唱えるレッドブルに一定の理解を示した。
『Reuters(ロイター通信)』によると、レッドブルF1撤退の恐れについてエクレストンはこれを否定。同チームは2020年までエクレストンとの契約で縛られているからだ。
「彼らが(止めるか)どうか?分からんね」とエクレストン。
一方で彼は、現行のV6ターボ規則ではメルセデスと他エンジンメーカーの差が大きすぎるとして規則改正を要求しているレッドブルの姿勢は正しいともいっている。
これに対しメルセデスAMGのCEOトト・ヴォルフは、レッドブル首脳たちにエルサレム行きを勧めている。泣きごとがあるなら、世界遺産「嘆きの壁」で思う存分どうぞというわけだ。
エクレストンは、これに反論する。「彼ら(レッドブル)が100パーセント正しい」
「(前FIA会長)マックス(モズレー)の時代に定めた規則がある。あるチームまたはエンジン供給メーカーが魔法を働かせた場合、FIA(国際自動車連盟)は競争力を等分できるのだ。メルセデスがそれに該当する」
「今のうちに手を加えて、少しでも競争を公平にする必要があるだろう」