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F1ドイツGPの消滅危機を嘆くヒュルケンベルグ

2015年03月16日(月)10:45 am

ドイツ人ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が、今年のF1ドイツGPが開催されそうもない状況にあることを嘆いた。

統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が公式に発表したスケジュールには、今年もドイツGPが7月19日決勝予定として掲載されている。近年はニュルブルクリンクとホッケンハイムによって交互開催されてきた同GPだが、本当なら今年はニュルブルクリンクで開催される順番だ。

だが、経営破たんに陥ったニュルブルクリンクは、その後の買収手続きが不調に終わったことなどで、今年F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが求める高額の開催権料を支払うことはできないとしている。エクレストンはホッケンハイムとも今年の開催に関する交渉を行ったものの、そちらも成立の見込みはうすい。

84歳となるエクレストンは、『Independent(インデペンデント)』に「現時点ではドイツGPは行き詰まった状態だ」とし、次のように続けた。

「ほかのどんなレースも同じだが、キャンセルとなれば仕方ない。それ以上できることはあまりないよ」

一時期は1年のうちにドイツGPとヨーロッパGPの2レースが開催されていたこともあるドイツだが、もし今年ドイツGPがF1カレンダーから消え、ドイツ国内でF1が開催されないということになれば、それは1960年以来の出来事となる。

ドイツ出身のヒュルケンベルグは、このニュースについて『SID通信』に次のように語った。

「“クソ”と言いたいほど、残念だよ」

「(今のF1には)3人のドイツ人ドライバーがいて、ドイツのメーカーも参戦している。多くの歴史だってあるのにね」

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