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不振のシーズンを予感、レッドブル

2015年03月15日(日)18:25 pm

2015年F1は緒戦が終わったばかりだというのに、レッドブルのヘルムート・マルコ博士は早くも「退屈な」シーズンになりそうだと予告した。

「メルセデスAMGの優位はさらに動かし難いものになった」とメルボルンで語ったマルコ。

ドイツ『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』は、「締りのないシーズンになるのではないか」といったマルコのコメントを伝えている。

同じオーストリア人でメルセデスAMG会長のニキ・ラウダにとっては素晴らしい年になりそうだが、マルコによると、それはそれでラウダの面倒になるのではないかという。

「ニキ(ラウダ)はいい一年を送るに決まっている。だが、競争相手のいないレースばかり話題にするのは彼にとってどうなのかな」

その反面、レッドブルは問題山積である。特にエンジン・パートナー、ルノーとのあいだは険悪だ。

マルコが14日(土)に語ったところによると、チーム内でルノー新型V6ターボの性能試験を行なったところ、去年からパワフルになっていないどころか、信頼性が低くなったという。

チーム代表のクリスチャン・ホーナーはいう。「まったく何をすればここまでひどい仕事ができるのか、私には分からない」

こうした辛らつなコメントから、ただのかんしゃくで終わらず、レッドブルはルノーと手を切るのではと予想される。

ルノーの方も、こうした批判を快く思っていないのは確かだ。

ルノー・スポールのF1責任者シリル・アビテブールは、フランスのテレビ局『Canal Plus(カナル・プリュス)』に次のように語った。

「彼らの立場は理解しなくてはならないが、文句ばかりいわれると、こちらも落ち着いて仕事ができない」

「F1では、大げさに騒ぐとロクなことはない。まだシーズンは始まったばかりだ。これからいくらでも挽回できる」とアビテブールはいうのだった。

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