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【マクラーレン・ホンダ】今こそアロンソの存在が不可欠だ

2015年03月15日(日)14:57 pm

シーズン前の冬季合同テストから不振が続くマクラーレン。今週末の2015年F1開幕戦オーストラリアGPについてマクラーレンにエンジンを供給するホンダは、安全策を取ったと説明している。

技術系に詳しい専門家が見るところ、今季開幕時の時点でホンダのエンジンは、メルセデスに比べて実に250馬力も劣っているという。

ホンダの新井康久F1プロジェクトリーダーは、次のように話している。「バルセロナのテスト後、われわれはオーストラリアGPでいい戦いができるのではと予想していました」

「ところが、われわれには高温下の走行経験がないのです。まさか開幕戦にパワーユニットを失う訳に行かないので、今週末は非常に保守的な設定でやっています」

「そのため、エンジンもMGU-K(運動エネルギー回生システム)も出力は抑えめです」

MP4-30は「走ることは走るが遅い」、この現実。元F1ドライバーで現在はフィンランドのテレビ局『MTV3』F1解説者のミカ・サロは、自宅のドバイで休養中のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)にとって気になるニュースだと次のように指摘する。

「こんな状況ではアロンソが逃げ出す、そんな見方だってあり得る」とサロはいう。

「しかし、こんなに差を付けられた今だからこそ、アロンソの存在が必要なのだ」

再来週の第2戦マレーシアGP(3/27-29)復帰を目指すアロンソ。F1カレンダー中、もっとも高温の一戦として有名だ。

「問題は特定しました」とホンダの新井はいう。「ただ残念ですが、マレーシアまでにそれらすべては解決できません」

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