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トロロッソのガレージ、まるで保護者参観

2015年03月15日(日)12:06 pm

新人の二世ドライバーが2人揃った今季トロロッソ。彼らのガレージ内は連日、まるで保護者参観のおもむきだ。

ジュニアの活躍に誇らしげな表情を浮かべるのは、WRC(世界ラリー選手権)で「エル・マタドール(闘牛士)」呼ばれた2度の世界王者カルロス・サインツ、52際スペイン人。愛息カルロス・サインツJr.はチームメートを撃破してQ3に進出、今日の決勝で一桁グリッドの8番手から初のF1スタートを切る。

ところがパパは同時に、胸のドキドキがどうにも収まらない様子だ。

サインツはドイツのテレビ局『RTL』に次のように話す。「自分でステアリングを握る方がよっぽど楽だ。今は後ろで見ているだけだよ」

「私に運転させろといいたいね」とパパはいう。

もう一人の父親はヨス・フェルスタッペン、43歳オランダ人。彼自身、F1で現役時代に5度アルバート・パークを走っている。その中で出した個人ベストのラップタイムは、息子マックス・フェルスタッペン17歳によって早くも破られた。もちろんマックスもメルボルンがF1デビューだ。

1994年のベネトン(現ロータス)を皮切りにシムテック、フットワーク、ティレル、スチュワート、アロウズ、ミナルディ(現トロロッソ)を渡り歩いたヨスは、次のように語る。「とても満足だ。彼(マックス)はすっかりリラックスしている」

「もちろん今週末がF1デビューなのは事実だが、落ち着いた様子だ」

「日ごろからすべてを話しあうようにしているが、同時に多少の間隔を置いてやらないといけない。どうも、それが慣れなくてね。でも問題ない」とヨスは、複雑な父親の心境を打ち明けた。

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