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メルセデスAMG、驚速の原因

2015年03月15日(日)7:58 am

現代のF1でこれほどの大差がつくとは。いつまで続くか分からないメルセデスAMGのトップ独占。エンジンがいいというだけでは、もはや説明がつかない。

ニキ・ラウダはメルボルンで次のように話す。「アルド・コスタは昨年、すばらしいマシンを設計した」「今年は、昨年型に増していい出来だ」

F1オーストラリアGP予選で他車を1秒4も突き放してしまったメルセデスAMG。しかも、彼らにいちばん近いマシンは同じくメルセデス・ユーザーのウィリアムズだ。

「僕らが同じエンジンを使っているとしたら、その差はマシンにあるに違いない」と語るのは、予選3番手のフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)。

「恐らくエンジンは同じだろう」「だったら原因はクルマにある」

ライバルたちがGPSの力を借りてメルセデスAMGとの圧倒的な差を分析したところ、それは単なる「パワーユニット」の進歩に留まらなかった。

それというのも、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの最高速はせいぜい中団ていどで、直線はむしろウィリアムズやフェラーリのほうが速い。

メルセデスAMGのW06が差を付けているのは、中高速コーナーだ。

ウィリアムズの技術主任パット・シモンズは、次のように話している。「一周の速さでフェラーリのエンジンは、メルセデスに勝るとも劣らない」

「メルセデスAMGはこの冬、ダウンフォースで長足の進歩を遂げた」とドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に語ったシモンズ。

「昨年のうちにショートノーズをモノにしたことが今につながっている。他チームが今ごろになって手がけているところ、彼らはすでに1年の実績があるのだ」

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