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マクラーレン・ホンダ、アロンソの事故には「グレーゾーン」がある

2015年03月14日(土)21:15 pm

2月22日(日)にバルセロナで行われたテスト走行中にクラッシュしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、大事をとって今週末の2015年F1開幕戦オーストラリアGPを欠場している。

現在、ドバイでトレーニングを行っているアロンソだが、「セカンドインパクト症候群」のリスクを回避するためには、最初に頭に衝撃を受けてから21日間は再び衝撃を受ける危険性を遠ざける必要があるとされている。そして、オーストラリアGPの決勝が行われる15日(日)がちょうどその21日目に当たることになる。

だが、最近、アロンソがその2週間後に行われる第2戦マレーシアGP(29日決勝)も欠場することになるのではないかとのうわさも強くささやかれている。

アロンソは、すでに自分の体調には問題はないとしており、マレーシアGPでの復帰を目指してジムでのトレーニングや水泳、ロードワークを行っていることが伝えられている。

マクラーレン・ホンダ側では、アロンソがバルセロナで事故を起こした際に乗っていたMP4-30には何も異常は認められなかったと主張。さらに、アロンソにも事故後の検査で何も異常は発見されなかったとしている。

マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、13日(金)に記者からアロンソの健康状態に関する質問を受けると、みけんにしわを寄せながら、それは「個人情報だ」と語り、次のように付け加えた。

「医者以外には彼の医療ファイルを目にすることはできないからね」

ブーリエはさらに、フランスの『RMC Sport(RMCスポール)』に対し、アロンソが来週また健康診断を受けることになると語ったものの、最終的にマレーシアGPに出場できるかどうかはアロンソ本人と「FIA(国際自動車連盟)の専属医」が判断することになるだろうと語った。

「我々にもあの事故の原因が何だったのかはまだ分からないんだ。彼(アロンソ)が元気で、クルマにも問題がないことはよく分かっているがね」

そう語ったブーリエは、次のように付け加えた。

「クルマには何の問題もないのだが、解明しなくてはならないグレーゾーンも残されているようだ」

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