F1開幕戦オーストラリアGPでエンジントラブルに見舞われたレッドブルは、ルノーを強く非難している。
レッドブルのダニエル・リカルドは、エンジントラブルのため初日のフリー走行2回目でまったく走行できなかった。午前中のフリー走行1回目でも、レッドブルは10番手にとどまっている。
エンジンの修理は可能とチームは述べている。しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、オーストリアのテレビ局『ORF』に対し、次のようにルノーを批判した。
「50キロ走行したところでエンジンが壊れるんだ」
「水曜にイギリスでミーティングを行う。ルノーの責任者はまだここに到着しておらず、今夜着く予定だ。だが、こんなことでは困る」
「“次はもっと良くなる。テストの結果では見込みがある”と約束の言葉は何度も聞いた」
「だが、エンジンが50キロで不具合を起こすなど、理解に苦しむよ」
「テストのときよりドライバビリティが大幅に悪化した。改善を望んだら、その結果が一歩後退だ」
「トップとの差は今やぞっとするほど広がってしまった」
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、フリー走行後にルノーへの不満を口にした。
「実際のところ、パワーが去年のアブダビと変わっていない」とホーナーが語ったとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が伝えている。