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【マクラーレン・ホンダ】アロンソの謎ふたたび

2015年03月13日(金)16:05 pm

13日(金)、メルボルンのアルバート・パークにF1マシンの咆哮(ほうこう)がこだまするころ、パドックではフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)を巡る謎がまたぞろ話題に上りはじめた。

アロンソは自身のツイッターで鏡を使った自撮りの画像を公開。ジムでトレーニング中、二の腕を見せながら「もうすぐ」復帰すると、第2戦マレーシアGP出場を力強く宣言したものだ。

ところがマクラーレンのレーシング・ディレクター、エリック・ブーリエは金曜午前、アロンソ復帰が第2戦マレーシアGP、あるいはそれ以降になるかは「FIA(国際自動車連盟)の医師たち」次第だと語った。

バルセロナのF1冬季合同テストで事故を起こしてから、すでに20日以上が経過。ところが未だに原因は明らかになっていない。マシンの故障だったのか、あるいはアロンソの身体に何らかの異変が起きたのか、謎なのだ。

「僕には何もいえない」とオーストラリアで語ったのは僚友ジェンソン・バトン。

突風による「ごく普通の」事故と主張していたマクラーレンも、自説を引っ込めてしまった。

「いったい何がほんとうの原因なのか、はっきりといえないのだ」とブーリエ。

他のドライバーにも、じゃっかんの動揺が広がっていて、スペイン『El Mundo(ムンド)』紙によると、アロンソに直接コンタクトをとって事故の模様を聞こうとしたドライバーも何人かいるという。

アルバート・パークでフリー走行初日に臨んだバトンはセッション前、こんなことを話していたという。「マシンが100パーセント安全と分かるまで、乗り込むつもりはない」

同時にバトンは、アロンソ車から受信したテレメトリーの数値やビデオの再生映像はどこか「おかしい」とデニスに語ったとされている。

「エンジニアと何時間もかけてデータを見直すとともに、事故について彼らと話し合ったんだ」とバトン。

「F1マシンを極限状態で運転するなら、ちゃんと確かめておきたい」

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