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マノー、やはりF1オーストラリアGP出走は困難か

2015年03月13日(金)6:18 am

昨シーズン途中で経営破たんに陥ったマノー・マルシャだが、新出資者が登場したおかげで、大方の予想に反して2015年のF1開幕戦オーストラリアGP(15日決勝)が行われるメルボルンへとたどり着いていた。そして12日(木)にはレースに向けて2台のF1カーが車検にもクリアしたと伝えられている。

ところが、ここへきて、やはりマノーが開幕戦に出場することができない可能性が高まっていると報じられている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、これは単純だが決定的な問題があるためだという。それは、ソフトウエアだ。

同誌のミハエル・シュミット記者は、「管財手続きに置かれていたときに、売却するためにすべてのコンピューターのデータが初期化されていた」のだと書いている。

マノーには、F1カーの走行に必要なデータをすべて再インストールする時間は残されていないという。特に、マノーに対してエンジンを供給するフェラーリでは、今季2014年仕様のエンジンを供給することを想定していなかったことで、そのエンジンをコントロールするためのソフトウエアもすぐに提供できる状況にはないようだ。

さらに、シュミットは次のように付け加えている

「エンジン用ソフトウエアが提供されるにせよ、マノーはその前にいくばくかの代金を支払う必要もありそうだ」

「パドックでは、チーム(マノー)が実際にレースに出る準備を整えられるのはせいぜいバーレーンGP(第4戦/4月19日決勝)あたりではないかとうわさされている」

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