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メルヒ(マノー・マルシャ)「求むスポンサー」

2015年03月12日(木)7:55 am

マノー・マルシャ(旧マルシャ)で第2ドライバーのシートを得たばかりの新人ロベルト・メルヒ。だが、喜んでばかりはいられない。

F1を統括するFIA(国際自動車連盟)はこのほど、ゼッケン98番を着ける23歳のスペイン人ルーキー、メルヒをウィル・スティーブンス(マノー・マルシャ)のチームメートとして開幕戦オーストラリアGPのエントリーリストに載せた。

さっそくスペインのラジオ局『Cadena Cope(カデナ・コペ)』に出演した彼だが、経営管理下から脱してF1開幕戦オーストラリアGPに向け準備中のマノー・マルシャに、あまり長くはいられないと語る。すぐにでも大金を持参するドライバーに取って代わられるかもしれないからだ。

「今は何ともいえない」とメルヒ。「まずは開幕戦でどれだけがんばれるかだ。今は今週末のレースに集中している。次はどうしようなんて考える余裕はない」

「現時点でマノー・マルシャのドライバーは、この僕だ。このまま今シーズン戦えるかどうかは、後の話だね。他に比べて低予算のチームだから、彼らは金を払えるドライバーが必要かも」

「僕にそんな貢献はできない。スポンサーを持たないからだ」とメルヒ。メルボルンにやってきたマノー・マルシャは、2014年型車を今季規則に合わせて改造した赤白のマシンをオーストラリアGPで走らせる。

スペイン『AS』紙は、次のようなメルヒのコメントを紹介した。「このレースで今後の展開が広がるよう願っている」

「レースを続けるためにはスポンサーが必要だ。ところがスペインで僕を支援してくれる人はいない。この一戦でそんな状況を打破したい」

しかし、メルボルンでできることは限られる。メルヒも、チームメートのスティーブンスを破ればそれでよしとの姿勢だ。

「おそらく他チームには歯がたたないだろう」とメルヒ。「マシンもエンジンも2014年のものだからだ。あくまで謙虚に自分のベストを目指す、それが僕の目標だ」

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