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ブリアトーレ、ベッテルとフェラーリを大いに語る

2015年03月11日(水)6:41 am

マラネロでセバスチャン・ベッテル熱が巻き起こっている。これに薄ら笑いを浮かべるのは、フラビオ・ブリアトーレだ。

チームを去ったフェルナンド・アロンソの代わりに4度のF1世界王者ベッテルを獲得、フェラーリは素直に喜びを表したが、ルノー(現ロータス)の元チーム代表ブリアトーレはどう思っているのだろう。

無期限でF1出入り禁止中のブリアトーレ。しかし、実は今もマクラーレン・ホンダに移籍したアロンソのマネージメントを続けている。

「今のイタリアにはビックリだ」と、スポーツ専門テレビ局『Sky(スカイ)』のニュース番組『Sky Sport 24』に語ったブリアトーレ。「以前はベッテルにひと言も触れなかったのに、フェラーリに加入するや、まるで後にも先にもただ一人のフェラーリ・ドライバーといった扱いだ」

「今までベッテルは透明人間のような存在だったのに」

「ベッテルはいいドライバーだと思う。トップ5かトップ6に入れてもおかしくない。優れたマシンに乗せたら手がつけられない奴だ」とブリアトーレ。「だが、(ミハエル)シューマッハや(アイルトン)セナと比較するのは止めようじゃないか」

2014年の混乱を経てチームに大なたを振るったフェラーリ。ブリアトーレはこれを歓迎する。

「もし私がフェラーリの人間だったら、ほぼ同じことをしただろう」「だいたい人が多すぎたのだ。ひとつの仕事に何人も割り当てて混乱ばかり招いていた」

しかし、仮に2015年が前年を大きく上回るシーズンになったとしても、会長のセルジオ・マルキオンネとチーム代表マウリツィオ・アリバベーネをトップに据えた新体制のおかげとはいい切れない、そのようにブリアトーレは考える。

「今年の新車、あれは一日では作れない。製作は一年半前に始まったのだ」とブリアトーレ。「もしいいマシンに仕上がったら、それはステファノ・ドメニカリとルカ・ディ・モンテゼモーロの手柄だ」

「フェラーリの(V6ターボ)エンジンはF1に不均衡を生み出した。エンジンで得をしたレースなどありゃしない。そろそろ競争力の高いマシンを見たいものだ」

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