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「確実に進歩できている」マクラーレン・ホンダ/F1オーストラリアGPプレビュー

2015年03月10日(火)20:59 pm

マクラーレンのジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンが、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われる2015年F1開幕戦オーストラリアGP(15日決勝)に向けて意気込みを語った。

■ジェンソン・バトン「今週末を最大限に生かしたい」
「メルボルンに戻ってきてものすごくワクワクしているよ。2014年は浮き沈みが大きかったけれど、2015年のチャレンジは僕のキャリアにおいて全く新しい章の始まりだと思っているし、それに向けてやる気満々だよ。それにメルボルンも大好きなんだ。素晴らしい人たちがいるすてきな街だし、エネルギーに満ちあふれた雰囲気があるんだ。アルバート・パークはシーズン開幕戦を行うには完ぺきな場所だね」

「この街やサーキットのこともよく知っているけれど、まだよく分からないのが、MP4-30でどう戦うかということかな。マクラーレン・ホンダは冬を通じてものすごいハードワークをこなしてきた。もちろん、ヘレスやバルセロナ(テスト)ではもっと走行距離を伸ばしたかったけれど、初日と最終日ではクルマの違いをはっきりと認識することができた。ウォーキング(マクラーレン本部)と日本のどちらにおいても、開発と改善に取り組むチームの姿勢は驚くべきものだ。テストではトラブルにも見舞われたけれど、明らかに進歩しているのが分かるんだ。クルマはしっかりしているし、そのうち目標に到達できると楽観視している。今は忍耐が必要なんだ」

「メルボルンは常に見どころの多いレースになる。ライバルたちとの比較において、自分たちがどういう位置になるのかということはまだ誰もはっきりと分かっていない。ほかのチームはすでにターボエンジン時代の2年目を迎えているから、目に見えないところでも去年からはかなり開発が進んでいるはずだ。まだどこも手の内を見せていないと思うしね」

「アルバート・パークでのレースは僕たちにとっては大きな学習の機会になるだろう。だけど、僕はエンジニアたちとともにできる限り最高の状態にクルマをセットアップできるよう全力を尽くしていくよ。みんなと一緒に、最後の最後まで今週末を最大限に生かせるように戦っていくつもりさ」

「フェルナンド(アロンソ)がレースに出られないのは本当に残念だし、彼が速やかに回復して、またすぐにクルマに乗ることができるよう期待している。でも、ケビン(マグヌッセン)がまたクルマに乗っているのを見るのもうれしいよ。フェルナンドがいないときに、彼が素晴らしい仕事をしてくれることは分かっている。彼の今週末の健闘を祈っている」

■ケビン・マグヌッセン「与えられたチャンスを生かしてベストを尽くす」
「またメルボルンでマクラーレン・ホンダに乗ることができてすごくうれしく思っている。もちろん、今僕がここにこうしているのは通常とは違う理由によるものだ。だけど、僕の仕事はフェルナンドがコックピットに座ることができないときに、チームのために自分にできる最高の仕事をすることだし、それを実践するつもりさ」

「またメルボルンに戻ってこられたのはうれしいけれど、去年はここで表彰台に上っただけになおのことだよ。あれは本当に特別なことだったし、絶対に忘れることはないよ。去年はこのサーキットでのレースを楽しめたし、ここでまたクルマの開発を進めるために、金曜日のフリー走行でコースに出るのを本当に楽しみにしている。バルセロナ(テスト)ではいくつか問題も抱えてしまったけれど、MP4-30は全体的にすごくいい感じだし、昨年のクルマとはいい意味で全く違うものになっているよ」

「もちろん、ここで優勝できるなんて期待はしていないけれど、クルマをレースのコンディションに合わせてセットアップすることと、もっと改善を進めることに焦点を合わせていくつもりだ。エンジニアたちに可能な限り有益なフィードバックができるよう懸命に取り組むつもりだし、そうすれば彼らもクルマの開発を続け、パフォーマンスや信頼性の改善につなげていけるからね」

「オーストラリアでコックピットに座ることができるとは思ってもいなかったけれど、普通のレースシーズンと同じように冬の間に準備はしてきていた。だから体調もいいし、自分の役目を果たす心構えはできている。チームのためにベストを尽くしていくつもりだ。さらに走行を行い、MP4-30での経験を積むことができるのは、僕にとって素晴らしいチャンスだ。そのことが今後何か月かにわたってチームの利益になると思う。またウォーキングに戻ってチームと作業を続けることになるからね」

「ここでの新たなシーズン最初のレースは本当に予想もできないものになる。それに、自分たちがほかのチームと比較してどういう位置にいるのかを確かめる上でも本当に興味深いものになると思う。でも、僕はその挑戦に向けてすごくやる気に満ちているよ」

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