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ジュール・ビアンキ、いまだこん睡から目覚めず

2015年03月06日(金)17:30 pm

2014年に鈴鹿で行われたF1日本GP決勝で大事故を起こしたジュール・ビアンキ(当時マルシャ)だが、それから5か月が経過した今もこん睡状態が続いている。

最近では、ビアンキのその後の容体などに関するニュースが伝えられることはほとんどなくなっていた。だが、2015年のF1開幕戦オーストラリアGP(15日決勝)まで1週間となった時点で『Bild(ビルト)』が、ビアンキは今も生まれ故郷であるニースでベッドに横たわったままであり、「その容体に改善は見られない」と報じている。

事故後しばらくの間、三重県の病院に入院していたビアンキだが、昨年11月にはニースへと転院。事故後しばらくの間薬によって人工的なこん睡状態に置かれていたビアンキだが、ニースでは投薬が中止され、こん睡状態からの回復が目指されたという。

だが、ビアンキが目覚めることはなかったと『Bild(ビルト)』は付け加えている。

一方、ビアンキが在籍していたマルシャは、昨年のビアンキの事故後に経営破たんに陥っていた。だが、新規出資者が現れたことで2015年シーズン復活の望みをつないだマルシャは、マノーという名前で今シーズンも戦うことがほぼ確定したと伝えられている。

チーム再生の重要なカギとなったのは、マルシャが2014年シーズンにチーム部門で9位となったことでばく大な賞金を手にする資格を持っていたことだ。そして、マルシャを9位という位置に押し上げたのが、ビアンキがモナコGPでチームに初めてもたらした2ポイントだった。

FIA(国際自動車連盟)によるクラッシュテストにも合格し、開幕戦が行われるメルボルンへ向かうことになったマノーでは、ツイッターに「本当にジュールのおかげだ」とつぶやいている。

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