バルセロナで行われた公式シーズン前テストで2月22日(日)に起こったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の事故に関しては、いまだに記事にならない日がないほどだ。
そんな中、今年、アロンソと入れ替わりにフェラーリに移籍したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、今回のアロンソの事故について5日(木)に次のように語ったと伝えられている。
「大事なことは、彼(アロンソ)に問題がないということだ」
「もちろん、彼が(オーストラリアで)運転できないのは残念だけど、いろんな憶測を掲げても何の役にもたたないと思っているよ」
「彼は脳震とうを起こしたわけだし、その場合にリスクを避けようとするのは極めて普通のことだからね」
その事故直後には、アロンソのすぐ後ろを走っていたベッテルのコメントが大きく取り上げられていた。ベッテルは、あらためて事故当時のことを次のように語った。
「僕は彼の真後ろにいたんだ。だけどかなり離れていたから、その事故がどういうふうに起きたのをはっきりと見ることはできなかった」
「僕が見たのは最後の部分なんだけど、クラッシュそのものはそれほど大きなものには見えなかった。だけど、彼が気を失ったと聞いたときにはかなりショックだったよ」
一方、4度F1チャンピオンに輝いた元F1ドライバーのアラン・プロストは、スペインの『Marca(マルカ)』に対して次のように語っている。
「私は見たり読んだりしたことしか知らないから、実際に何が起こったのかは分からない。(それを知っているのは)ほんの一握りの人たちだろうね」
そう語ったプロストは、次のように付け加えた。
「私はその件に関して何の見解も持っていないよ。ただ、コミュニケーションの取り方が少し変だとは思うけれど、それに関してどうこう言うつもりもない。一番重要なことは、彼(アロンソ)が元気だということだからね」