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クラッシュテストに合格のマノー、オーストラリアに向けて出発

2015年03月06日(金)10:44 am

マノーは5日(木)、公式ツイッターアカウントを通じ、2015年仕様F1カーがF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が義務付けたクラッシュテストに合格したと発表した。

マノーでは、すでにF1カーなどの機材が、開幕戦オーストラリアGP(15日決勝)が行われるメルボルンに向けてファクトリーから送り出された様子も写真を添えて明らかにしている。

2014年シーズン中に経営破たんに陥ったロシア籍F1チームのマルシャだが、その後イギリスに本拠を移し、母体チームであるマノーという名称に戻して2015年シーズンの復活を目指していた。なお、FIAが発表したエントリーリストによれば、正式なエントリー名は「マノー・マルシャ」とされている。マルシャという表記を残したことについては、2014年度チーム部門ランキング9位となった賞金を受けるためだと伝えられており、同チームでもツイッターなどでは「マノーF1チーム」という名称を用いている。

今年2月にイギリスで電力会社を営むスティーブン・フィッツパトリックが新たな出資者として登場したことで同チームの管財処理が解かれ、開幕戦への出場の可能性が急浮上。マノーでは当初、マルシャの2014年型F1カーでのエントリーを求めていたが、ライバルチームの反対によりそれを断念。2014年型車をベースに2015年のレギュレーションに適応させる改造作業に着手していた。

5日(木)にこのF1カーがFIAのクラッシュテストに合格したことで、マノーが今季の開幕戦オーストラリアGPに姿を見せることが確定的となった。

マノーでは、昨年の最終戦でケータハムから小林可夢偉のチームメートとしてデビューしたイギリス人ドライバーのウィル・スティーブンスがドライバーを務めることがすでに明らかとなっており、もうひとつのシートに座るドライバーも数日中に発表される予定だ。

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