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【マクラーレン・ホンダ】アロンソ、事故の衝撃で意識が20年前にタイムスリップ

2015年03月06日(金)9:29 am

先月22日(日)、1回目のバルセロナF1冬季合同テスト最終日に事故を起こしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)。このときアロンソに生じた記憶障害について、衝撃の事実が明らかになった。

スペイン日刊紙『El Pais(パイス)』によると、アロンソが意識を取り戻した際、記憶は一気に20年前の1995年にさかのぼっていた。

医師たちに向かってアロンソは、次のようなことばを発した。「僕はフェルナンド」「ゴーカートに乗っている。いつかF1ドライバーになりたい」

一時的に失った20年の記憶を取り戻すのに一週間かかったというアロンソ。ミナルディ(現トロロッソ)でF1デビューを果たした2001年、ルノー(現ロータス)で成し遂げた2度のF1世界選手権制覇、そして2015年、フェラーリからマクラーレン・ホンダへの移籍。そんな記憶がすべて飛んでしまったのだ。

しかし、その後に行なったすべての検査やスキャンの結果からマクラーレンは、アロンソが外傷や事故の影響と無縁であると主張している。ただし、命取りの「セカンドインパクト症候群」を心配する医師たちは、来週末のF1開幕戦オーストラリアGP出場を見送らせた。

この決定に驚く医療関係者もいる。

その一人がバルセロナの神経外科医、ラファエル・ブレサ博士だ。「この場合、根拠に乏しい仮定を持ちだして彼(アロンソ)にレースをさせないのは、いかがなものか」

「彼ら(マクラーレン)はすべての検査で何の怪我も負っていないことが分かったといっている。そうであるなら、脳も事故以前の状態だ。仮に二度目の衝撃が襲ったとしても、最初の事故は脳に何ら影響を及ぼさない」

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