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ベッテルとフェラーリ、移籍交渉秘話

2015年03月06日(金)7:55 am

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は5日(木)、フェラーリとの交渉がはるか以前に始まっていたことを明かした。両者の過去についてほのめかしたのは、これが初めて。

■移籍交渉はいつから?

2012年、レッドブルに在籍中のベッテルはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。だが、いずれ赤いレーシングスーツに腕を通す「夢」は日増しに強くなっていった。

「2012年から2013年にかけての冬、僕は秘密裏にマラネロ(フェラーリ本拠地)を訪れた。(当時の会長、ルカ・ディ)モンテゼモーロと会うためにね」とイタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に話すベッテル。

ところが、ずっと以前の2008年、当時のチーム代表ステファノ・ドメニカリは、すでにベッテルに対して非公式の「接近」を試みていた。2008年といえば、ベッテルがトロロッソに乗っていた年だ。ドメニカリは、2010年にも話を持ちかけたという。

「昨シーズン中盤、すでに(ステファノ)ドメニカリはチームを去っていたが、引き続きマルコ・マティアッチ(前代表)とコンタクトをとっていた。そして再度モンテゼモーロと会ったのさ」

■大先輩シューマッハの存在

「話はトントン拍子に進んだが、そこで僕はマイケル(シューマッハ)のマネージャー、サビーネ・ケームに意見を求めたんだ。残念ながらマイケルとは話ができなかったけどね」というベッテル。

だが、シューマッハとは過去にフェラーリ加入について話をしたという。

「ああ、そのとおり」とベッテル。「ドメニカリから加入の可能性について打診があったことは、かなり前に彼(シューマッハ)に打ち明けたよ。すると彼は、もし承諾したら僕にはすばらしい環境が待っている、必ずや、僕はF1に対するマラネロのものすごい情熱に触れるだろうといってくれた」

■そして今

そうしたフェラーリとのロマンスが実を結び、好調なうちにF1冬季合同テストを終えたベッテル。しかし、2015年はまたしてもメルセデスAMGの年になりそうな気配だ。

「彼らは五分五分という感じだね」と、世界チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とその僚友ニコ・ロズベルグについて語るベッテル。

「昨年、僕はロズベルグがあれほど活躍するとは思っていなかった。特に予選では。しかも、レースになると彼(ロズベルグ)は常にハミルトンに食いついていた」

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