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エクレストンのポジション狙いではないとマノー新会長

2015年03月05日(木)20:22 pm

経営破たんから立ち直り、2015年にF1復帰を目指しているマノーのチーム会長に就任したジャスティン・キングが、それは将来的にバーニー・エクレストンの後を継いでF1最高責任者のポジションを得るための布石ではないかとのうわさを否定した。

キングは、以前イギリスの大手スーパーパーケットチェーンであるセインズベリーで経営責任者を務めていた人物だ。すでに昨年、エクレストンの後任候補の1人としてそのキングの名前がささやかれたことがある。

2014年に経営破たんに陥ったロシア籍F1チームであったマルシャは、新たにイギリスに本拠を移し、マノー(正式なエントリー名はマノー・マルシャ)として再出発を図っている。当初、チームに新たに出資したのがキングではないかと考えられていたが、実際の出資者はイギリスで電力会社を営むスティーブン・フィッツパトリックだった。

キングは今回、暫定というただし書き付きながら、マノーのチーム会長兼アドバイザーに就任している。

だが、4日(水)にロンドンで行われたマノーの出陣式において、キングは、いつかはその職から降りることになるだろうと語った。

キングはさらに、今回のマノー会長就任はエクレストンの後任としてF1最高権威の座に就くための前奏曲なのではないかとの疑問に対しても、これを次のように否定している。

「常にはっきりさせてきたことだが、私はこれまで空きポジションのないところに仕事を求めたことは一度もない。そして、今(F1最高責任者のポジションに)空きはないんだ」

「なぜ人々がそれと関係付けたがるのかは理解もできる。だが、これは私の息子のためなんだ」とキングは付け加えた。

キングの21歳になる息子ジョーダンは、将来F1昇格を目指しているドライバーであり、2015年はF1直下のカテゴリーとして知られるGP2に昇格することになっている。

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