マクラーレン・ホンダは「できる限り早く」表彰台の真ん中に立つことを目指している。
レーシングディレクターのエリック・ブーリエがそう主張した。
かつて伝説的な戦績を残したマクラーレンとホンダが今年再び手を組み、共に新たな時代を築き上げることを目指すことになった。
だが、2月に行われたシーズン前テストではトラブルに見舞われ、マクラーレン・ホンダMP4-30を満足に走行させることすらできなかった。さらに、フェルナンド・アロンソが、テスト中に起こしたクラッシュにより開幕戦のオーストラリアGP(15日決勝)を欠場するという不運も重なっている。
厳しいスタートを余儀なくされたマクラーレン・ホンダだが、ブーリエはシーズン前テストでは予定していたプログラムはやり遂げることができたと主張。
「置かれた状況や時間的なものからすれば、我々は必要なことはやり遂げることができた」
「空力関係の目標も達成したし、シャシーに関する目標も達成できた。サスペンションや冷却システムも同様だ」
フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』にそう語ったブーリエは、次のように続けた。
「理想的な走行距離を達成できなかったことで、クルマの開発に影響が出たのは事実だ」
「だが、我々は大きな野心を抱きつづけなくてはならない」
そう語ったブーリエは、次のように付け加えた。
「できるだけ早く勝利するという目標に向かって挑戦を続けていくよ」