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いまだに続くアロンソ/マクラーレン・ホンダの事故に関する憶測報道

2015年03月02日(月)17:52 pm

2015年のF1シーズン開幕に向けた最終合同テストも3月1日(日)に終了を迎えた。だが、バルセロナで行われた2回目のテストで2月22日(日)にクラッシュを起こし、その影響でバルセロナでの最終テストを欠場することとなったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の事故に関する話題がいまだにメディアの見出しを飾っている状態だ。

スペインの『El Mundo(ムンド)』紙は、事故当時の記憶がないアロンソが、マクラーレンに対してあのときバルセロナ-カタルーニャ・サーキットのターン3で自分がコントロールを失った原因についての説明を求めていると書き、マクラーレン・ホンダに対する厳しい論調を展開している。

その記事によれば、アロンソと「その関係者はクルマに何か異常があったものだと確信しており」、同様の事故が再び起こらないよう確実を期して欲しいとマクラーレンに訴えたという。

『El Mundo(ムンド)』はさらに、サーキット関係者の談話を引用。その人物によればサーキットに設置されていた監視カメラにはそのクラッシュの模様が収められていたという。そして、その映像はかなり低解像度のものではあったが、明らかにアロンソのクルマが「奇妙な軌道」で壁にぶつかっていく様子が映し出されていたとしている。

マクラーレンの最高責任者であるロン・デニスは、この事故に関してマクラーレンでは一切の隠し事をしていないと主張している。そして、レーシングディレクターであるエリック・ブーリエもあらためて同じことをメディアに対して語った。

「さまざまな記事を読んだり、耳にしたりしたよ。特にイタリアとスペインのメディアが書いたものをね。そして、その90%が誤りだ」

すでにFIAもその事故の調査に乗り出したと伝えられているが、今のところあの事故に関してマクラーレンが行った説明以上の事実が明らかとなるようなことがあるのかどうかは分からない状況だ。

メルセデスAMGのニコ・ロズベルグは、この件に関して『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「自分の意見を述べられればいいんだろうけど、それはできないよ」

「常に少しは恐怖を感じているものさ。だけど、今回のことがあったからって、恐怖が増すようなことはないよ。何が起こったのかは知らないしね。誰にも分からないだろうし、おそらく、フェルナンドにすら分からないんじゃないかな」とロズベルグは結んでいる。

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