フェラーリの新チーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネが、今季のドライバーのコンビネーションは完ぺきだと語ったと伝えられている。
アリバベーネは、ここ最近の記者会見において数々の国際的メディアの記者たちを楽しませ、魅了するインタビューを展開している。そして、シーズン開幕に向けた最後のテストとなったバルセロナにおいても、フェラーリのドライバーであるキミ・ライコネンやセバスチャン・ベッテルに関してユーモアを交えて独特の見解を述べたようだ。
ドイツ人F1記者のラルフ・バッハは、自身のブログの中でアリバベーネが次のように語ったと紹介している。
「キミは、自分が知らない人たちとは話をしない。だが、彼は実際には非常に温かくて思いやりのある人間でもあるんだ」
「次の瞬間には、彼が背を向けて立ち去ってしまうこともあるがね」
アリバベーネは、ベッテルについても次のように語っている。
「セブ(ベッテルの愛称)は、スーパー・プロフェッショナルだよ」
「彼がガレージで作業しているところを見ると、感慨深く思えるときがある。なぜなら、私が知っているもうひとりのドイツ人(ミハエル・シューマッハ)のことを思い出してしまうからなんだ」
「だが、詳細なことまで見つめる彼の目には驚かされたよ。彼はすべてのことをノートに書きためているんだ」
「いずれにしろ、セバスチャンは4回もF1タイトルを取ったドライバーだし、そんなことは驚くに値しないだろうがね。彼は本当によく働くし、素晴らしい人物だよ」
「だけど、キミもフェラーリでの最後のF1チャンピオンだということも、どうか忘れないでくれたまえ」
そう語ったアリバベーネは次のように付け加えた。
「我々にとっては完ぺきなドライバーの組み合わせとなっているよ」