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開幕戦のグリッドに並ぶのは何台? 参戦チーム減少の危機

2015年03月01日(日)19:35 pm

2015年のF1シーズン開幕までついにあと2週間を切るところにまで来たが、いまだに何台のF1カーがメルボルンで行われる開幕戦オーストラリアGP(15日決勝)のグリッドに並ぶことになるのかはっきりとしていない。

その理由のひとつは、昨年経営破たんに陥ったマルシャが、今年マノーという名前で本当に開幕戦への出走が果たせるのかまだ不明なためだ。だが、ひょっとすると、さらに参戦台数が減る可能性すらあるとうわさされている。

例えば、フォース・インディアは、開幕前最後のバルセロナテストにようやく2015年型F1カーであるVJM08を持ち込めたばかりだ。フォース・インディアに関しては、破たん寸前の財政状態となっており、パーツなどの供給メーカーへの支払いも滞っているとうわさされていた。

「我々は資金繰りの問題を抱えていた。それは間違いない」

そう認めたフォース・インディアのチーム副代表であるロバート・ファーンリーは、次のように付け加えた。

「独立系チームはすべて厳しい状態に置かれているよ」

開幕前最後の合同テストが行われているバルセロナでは、2週間後の開幕戦に参戦でき、その後も間違いなくシーズンを通じて戦うことができるのは5チームか6チームに過ぎないのではないかとのうわさもささやかれている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、苦境に立たされているロータス、フォース・インディア、そしてザウバーのチーム首脳たちと最近ロンドンで話し合いの場を持ったと報じている。

同誌によれば、それらのチームはエクレストンに対し、最悪の場合には資金繰りが行き詰まり、開幕戦のメルボルンにさえ行けない可能性もあると訴えたという。

ロータスのチームオーナー兼代表であるジェラルド・ロペスは、これについて次のように語った。

「11月、12月、そして1月は最悪の時期だ。設計や製造が行われるこの期間だけで予算の43パーセントを使い果たしてしまうし、外部からの収入は一切ないんだからね」

今年フォース・インディアを襲った資金繰りの問題もこれによるものだ。フォース・インディアに対しては、いくつかの重要な供給メーカーたちが、突然前払いを要求してきていたという。

「4月からは何の問題もない。また金が流れ始めるからね。ともかく、我々はメルボルンでの開幕戦には姿を見せるよ」とファーンリーは付け加えた。

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