22日(日)にバルセロナでテスト走行中にクラッシュを喫したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)だが、今週木曜日(26日)から同じバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われる2015年シーズン前の最終テストを欠場することになるかもしれない。
アロンソは、事故後すでに2日間の入院が続いており、事故による脳震とうや、その後の投薬による影響からの回復が目指されている。
病院のベッドでサムアップしながら笑顔を見せるアロンソの写真をソーシャルメディアに公開したマネジャーのルイス・ガルシア・アバドだが、アロンソの退院はもう少し先のことになるかもしれないと語った。
「彼は、まったく問題なく普通の生活に戻ることができるようになるまで、もう少しここ(病院)にとどまることになることになるだろう」
「(事故の)衝撃は極めて大きいものだった。まったく問題がないことを確認する必要がある。だから(入院が)あと1日なのか2日なのか、あるいは3日か、それ以上になるのか、私には言えないんだ」
マクラーレン・ホンダも、23日(月)に出した声明の中で「彼が、迅速かつ完全な回復ができるよう万全を期すことにしており、その上で次回のバルセロナテストに彼が参加できるかどうかを見極めることになる」とし、2015年の開幕戦オーストラリアGP(3月15日決勝)のちょうど2週間前となる今週のバルセロナ最終テストにアロンソが欠場する可能性があることを認めている。
だが、マネジャーのアバドは、当のアロンソはすでに仕事に戻りたくてうずうずしていると次のように語った。
「フェルナンドはとても元気だよ。すごく前向きだし、彼を(病院のベッドに)押しとどめておくことに苦労しているんだ」
しかし、アバドもアロンソが無理をしてまで今週のテストに出ることには慎重な姿勢を示している
「医者が何と言うかを待つしかないが、現時点で重要なことは、2月のバルセロナでのテストで勝つことではなくて、11月までシーズンを戦い抜くことができるようにすることだからね」